酸素を嫌う微生物
普通、生き物は酸素がないと生きていけませんが
微生物のなかには無酸素の状態で
有機物を分解してエネルギーをつくり生きる物があります。
(嫌気呼吸)
嫌気呼吸では好奇呼吸(酸素のある状態で微生物が有機物を分解)
と違ってさまざまな中間物質を生じます。
この中間物質が、人間に都合が良いものを発酵といい
人間に都合の悪いものを腐敗と言います。
(悪臭、有害物質を生じる場合)
発酵を起こす微生物・・・・・酵母菌 乳酸菌 酢酸菌 納豆菌など
善玉で人に役立つものを作ってくれる。
腐敗を起こす物質・・・・・腐敗細菌 カビ 病原菌
悪玉で人に悪さをするもの。
けれど
発酵も腐敗も同じもの
人間に有利な物は…発酵
人間に不利なものは・・・腐敗
発酵と腐敗は
人の生活では天と地ほど違うことに感じるけれど
微生物の本質から見れば
決して差のあるものではなくて
結果としてそうなっただけなのです。