瞑想とハタヨガ

“あるヨギの自叙伝”を再読していたら

ヨガナンダの一番下の弟、
ビシュヌ・ゴーシュ氏についての記述があり

彼は体操教室の先生になったと書いてあった
ビシュヌ・ゴーシュは、ここ綱島YOGAのルーツ

ヨガナンダ→ビシュヌ・ゴーシュ→ビクラム、と、繋がっています。

が、ヨガナンダを中心とする書物には、ハタヨガの事は出てこないのです

ゴーシュさんを中心に調べていくと、ヨガナンダから84のポーズを学んだと書いてあるんです。

ヨガは1つの哲学体系のようなもので
ハタヨガは、その中の一部であり
瞑想をするための身体を作るもの
そう人に伝えてきました。

瞑想する人は必ずハタヨガをするのかと思っていたら
どうもそうではないようなのです。

ハタヨガ(身体を動かすヨガ)は、長い時間の瞑想をするための、身体を整えるためのものであります。

身体に集中して行うので、動く瞑想とも言われます。

上記の記述は、翻訳によるのかもしれないけれど
ハタヨガは瞑想を主体にするラジャヨガを行う人から見ると
重要な位置づけでは無いようです。

ビシュヌ ・ゴーシュはカルカッタでヨガスクールを開いているので
(本人はすでになくなられているが)

瞑想を本格的にするヨギにとっては
ハタヨガは体操なのだろうな
ゴーシュのお弟子さんの、ビクラムのヨガも
体操とみなされるのでしょうね。

ビシュヌ・ゴーシュの弟子で
ホットヨーガを世界に広めたビクラム氏の本を読むと

ハタヨガは動く瞑想とも言われると記述があり
他の人の著書にもそのように多く書いてあります。

実際に、ヨガを集中してゆっくりやっていると瞑想状態になることも多いです。

ある程度の速度でテンポよくヨガをした時と、
ゆっくり深く集中して
瞑想チックにヨガをしたときと体感は随分と違います。

最近は、ある程度のテンポで、
行った方が、身体にエネルギーに満ち溢れる感じがするのです。

これはまったく自分の感覚なのですが、
ハタヨガだけで、瞑想もカバーされるとも思う自分の経験に基づき、
ゆっくりゆっくり、味わいながら、深くヨガをしている時もあったけれど
どうも、分けて考えたほうが良いと思うようになりました。

シンプルに
ハタヨガはハタヨガで瞑想のためのからだを整える。
瞑想に近い感覚になる事もあるが、基本身体を整える。

瞑想は瞑想で行う。
長い事ヨガをしてきて、この様な感覚に落ち着いています。

まだまだ、発見があります。

Follow me!

いろいろ

次の記事

YOGA JAPAN 2017