菊にやつあたり

菊の記憶

幼い頃

父にも 母にも 祖父母にも怒られて おそらく 理不尽だったのだろう
気持ちの行き場がなくて

庭に出て 菊の茎を5センチほど ポキンと折り 菊に八つ当たりをしてしまったのです

菊は もちろん 怒りもせず そのままなので
幼いながらも なんてことしたのだろうと申し訳ない気持ちでいっぱいになり

小さな紙に ごめんなさいと書いて 一緒に土に埋めたっけ

数週間が過ぎ ふと 掘り返してみると
緑の葉は生き生きとそのままで 根っこが生えている

挿し木など知らない程 幼かったので 震えるほどビックリ仰天  
目が点になり神様は本当にいるのだと感じ

心の底から菊を救ってくれて有難うと思い 
根っこが生えてきた事で 救われた気持ちになったっけ

母なる大地 は いつも静かに見守ってくれていて 気付きをくれるんだな

ただ ただ 静かに 存在している

水も空気も自然も 本当に大切なものは 
すぐそこにあって 当たり前のように ただ在るんだなぁ

ふと思い出した鮮明な記憶

そういえば 私たいそう可愛がってくれた祖母の名前は キク でした~~
このリンクに気がついたのは初めてで ちょっとドキッとしました

Follow me!

いろいろ

前の記事

心に響いたのでシェア
いろいろ

次の記事

ガーベラの綿毛