今ここ  茶道

 

形から入って

心に至る

茶の湯の世界

。。。

母親が茶道を

ずっとしていたので

なんだか嫌だった

私はその被害者、、、

そう思っていた

(母の子育てが嫌というほど堅苦しかった)

。。。

でも 茶道には

何かあるんだろうと

大人になって2年間だけやってみた

はっきりいって

面倒くさい と思った

。。。

でも

その ずっと先に何かがあると思った

もっともっと大人になって

ふと思う

。。。

茶道って

今この瞬間に集中すること

。。。

ゆっくりと

美しい

中心を捉えた

無駄のない動き

。。。

良い先生に出会えて

続けている人は

その静かな動きの中で

人間の五感を超えた

大いなる 静かな世界を

味わっているんだろうなと

。。。

ホッとしたくて

そんな空間に来るんだと思う

。。。

ある時

母の勧めで

お茶会に

半ば渋々出かけた

。。。

ある

老婦人の主催する席に

並んでみた

。。。

早春の富士山を表現した茶席のようだ

廊下で待つ間にそれをテーマにした

琴の音がさりげなく流れていて

。。。

その 老婦人の

何でもない立ち振る舞いが見えた時

その方の生き様を感じてしまった私は

席に入ってお茶をいただく前から

号泣してしまってのだ

。。。

なにがおこったのか???

嗚咽が

恥ずかしいが止まらない

。。。

お茶席に入ってからも

慣れていないのに

涙が止まらず

如何にもこうにも

困ってしまった

。。。

大自然の前に

ひれ伏したような

そんな感覚だった

今 思い出しても

そのエネルギーで圧倒される

。。。

茶道を始める きっかけは

美しく甘いお菓子だったり

するけれど

。。。

良い先生に恵まれた方は

幸せだと思う

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