イスラエル大使の妻を救う(14)

一番初めにすることは、肺の機能をより良くする事だ。
あなたの弱々しい肺を強くする呼吸のエクササイズ
Pranayamaを練習するのだ。

ほとんどの人は、肺の容量の50%程しか使わずに過ごすのだ。
肺はパワーのある浄化装置であり
きちんと働くと、新鮮な酸素を体の隅々に送るのだ。

まさか、タバコは吸わないだろうね?
あなたの免疫システムが麻痺してしまうよ!!

。。。。。一部 省略。。。。。

最適な呼吸をコントロールすることは、ヨギ達が何千年もしてきたことなのだ。
呼吸することは、生きる事。
この事で、私は、1971年のある寒い日に試されたのだ。

。。。。。

ある日曜の夜、映画を見に出かけようとしていると電話がなった。
イスラエル大使からの電話で
妻、Ursula Batturが癌で死に瀕しているとのこと
絶望の中、少しでも彼女の命をのばしたいという思いだった。

。。。。。

ビクラムが到着すると
彼女は顔全体を覆う酸素マスクからのみ呼吸していた。

部屋は、友人と親族であふれていた。
彼らは、彼女の命が、数時間でなくなってしまうと思っていた。

。。。。。

ビクラムは全員外にでて!!と叫んだ。
何人かの人はその事を良く思わなかった。
しかし、私は、彼らを追い出し、窓を開けた。
外は雪が降り始め、雪が窓から舞い込んできた事を覚えている。

枕でささえて、彼女を座らせた。
彼女の酸素マスクを外し
“Ursula もし、私が何を言っているか理解出来るのならば微笑んで。”と伝えた。

彼女は温かく微笑んだ。私は自分の師のパワーがを感じた。
そのパワー、宇宙のパワーを、彼女に移動させた。
彼女の正面に座り深い呼吸に導いた。
夕方の6時~真夜中まで・・・Pranayama(呼吸法)をした。

。。。。。。

彼女は起き上がり、バスルームに行きいくらかの水を飲んだ。
さらに、ゲスト達のために準備してあった食べものを少しつまんだのだ。

P82上段まで

参照 Bikram Yoga (collins)

イスラエルの若者とビクラム

ビクラムは、彼女にヨガを教えるために大使館に8カ月の間、週に3回通った。
大使と彼女は仕事の都合でイスラエルに帰国した。

しばらくして彼女が亡くなったと、知らせを受けたのは
死を覚悟したときから、1年8カ月後だった。

皆は、私があの部屋で、マジックでも使ったかと思っているようだが、
どのように呼吸するかを教えただけなのだ。
マジックでも、私でもなく、呼吸が彼女を助けたのだ。

。。。。。

何年かして。私はワイキキビーチでヨガを教えていた。
YPO(young presidents working organization、世界の40歳以下の若く才能ある人々の集まり)のために。

そこで、私は翌日のAM6:00~のレッスンに出たいと熱望するイスラエルの若者に出会った。
彼は“ヨガの先指導者をとても尊敬しているのです。”と言った。

なぜかを訪ねると
あるヨガの指導者がUrsula Batturの命を延命し
日本で彼女をどのように救ったかについて語った。

“私がその時の、ヨガの指導者だよ。”と伝えた。
翌朝、彼が朝のレッスンに来た事は想像できるよね。
とビクラムは言った。

参照 Bikram Yoga (collins)

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